教科書本
ここ何名か、本を手にしてくださった方からちらほら感想をいただいております。
メールでお返事しようかとおもったのですが、こちらへ。
教科書本(風の器花の器)、作ったときは我ながらあほじゃないか、という厚さにくらくらしたもんです。
あの頃は恐ろしく速いペースで書いていたので、実際に書き始めたのは春先じゃなかったかなと。
合否がでてから書き始めた気がします。スタートで40ページ分くらい書いて、絵を書いてくれたnitoさんに読んでもらって、それからちょっとして全部書き直したような覚えが。
あれで、最後にもう一度削ったんですよ。
だから、本当はあと20ページくらい長いはずでした。
長いことは辛くなかったけど、推敲苦手で(笑)
やってるうちに選択肢を変えてしまいそうになるので、あんまりすぐ読み返すのは苦手なんです。
さて、ここからはネタバレを含むのでお気を付けくださいね。
セイちゃん、ずっとそばにいられるのかなぁって思ったのが初めだった気がします。あのお話。
いられないとしたらどうしてだろう。
どこであきらめるんだろう。
諦める理由は……やっぱり沖田先生なんじゃないかなって。
先生にふさわしいか、先生の邪魔にならないでいられるか。
幹部たちは、山南さんとちがって、セイの真実を本当に見つけられるのか。
るいは、性根から悪い女なんです。性根から悪いしかなくて、その性根はどうやって生まれたのか。
岩佐って、きっと腕が立つ男。この時代、剣術の腕がたっても、武士として、士官できなくて、浪人っていいことなんかなくて、よほどの運がなかったらロクデナシにしかなれない人生。
彼は生まれてからずっとというより、剣術しかよりどころがなかったんだろうなぁ。
だからこそ、最後に沖田先生と戦えることは嬉しかったんだと思う。
少しだけ、やさぐれて世の中をずるしたらいい思いできるんだって生きてきたけど、最後にすごく真摯な思いに向き合えたんだろうなぁ。
表紙を書いてもらうときに、こんなのがいいっていうお願いをするのです。
あのときは、最初に裏表紙の般若のお面をリクエストしました。
あとは、旅姿のお二人さん。
すごーくいいでしょう。
3分の2くらいを読んでもらって、リクエストを付け加えて描いていただきました。
紙とか相談に乗ってもらってね。まだようやく台割って言葉を理解できるかどうかくらいの頃だったので、手取り足取りでした。
今でも、よくわかんないんですよねー。ページ数のカウント。
むずかしいわー。
今でもよくわからんですが、何とかなるもんだなーとおもいます。そういえば今書いてる途中のお話、さすがに間があいたので読み返して修正中。もう少ししたら斬りあいを書きます。
おまちくださいねー。