媚薬 4

〜はじめのお詫び〜
リクエストいただいたラブい絵からただき出しました。
BGM:K.D.ラング Hallelujah
– + – + – + – + – + – + – + – + – + –

「ひぃっ!!」

縛られた腕を何度も引いてもがくセイの腰に、口の周りについた愛液を擦り付けながら総司が口付けの跡を残す。

「そんなにイイんですか?神谷さん」

たっぷりと媚薬を擦り付けるとセイの秘所から離れる。再び背後から抱きすくめるようにして、両手で乳房を捏ね回した。
総司の固い掌が乳房全体を捏ね回しながらも、ぷっくりと立ち上がった乳首の先に堪らない刺激を送る。

「あぅ、んんっ」
「ずいぶん感じてるみたいですねぇ?」

――ほら、ここも大きく固くなってますけどね

耳元で羞恥を煽る言葉を囁かれながら、きゅっと強く乳首を摘まみあげられる。

「ああっ!!」
「こんなになっていたら、辛いでしょう?」

意地悪く囁きながら、指先でくるくると捏ね回す。揶揄する総司の声に煽られてセイが震えて、我慢できずに背後の総司へと腰を揺すり始めた。

「はぁっ、ん」
「神谷さん、腰がいやらしく動いてますよ?」
「熱い、……んですっも、我……慢できな……」
「どこが熱いんでしょうねぇ」

もじもじとすり合わせるセイの足の間に、ぐいっと片足を割り込ませた。背後からぬちゅっと滑った音がするセイの秘所に膝の辺りを擦り付けると堪らず、セイがすすり啼いた。ぐっと押し付けられる総司の足にセイが腰を擦り付ける。

「も……助け……て」
「じゃあ、認めますね?もう無謀に意地を張らないと」
「違い……ま……す。あ、わ…たし……」

嘲るように言うと、総司はセイの体を仰向けにしてその足のほうへと移動した。まだ後ろで腕を縛られているために、胸の膨らみも、秘所を覆う茂みも曝されてしまう。

「や…め……」
「平気じゃないでしょう?」

仰向けにされると、つんと上を向いている乳首が余計に際立つ。ぺろりと舌を出した総司が、セイの片足を抱え上げて指先からねっとりとしゃぶり始めた。
恥ずかしさとむず痒いような疼きに、足を閉じて少しでも隠そうとするセイの足の指をしゃぶりながら総司はじっくりと眺める。

「ああぁんっ!!」

ぬるぬると這い回る総司の舌にセイの足がぴんと反り返る。動けば動くほどかつてないほど体の奥から愛液があふれ出てきて、床の上に染みとして広がっていた。

片足を舐め上げた総司はその足を離すと、足の裏側から内側へかけて何度も撫で始めた。セイが必死に足を閉じているところに膝を曲げさせて、膝裏から際どい辺りまで撫でる。
だが、一番濡れてセイが触ってほしい近くまでいくとすぐに引き返してしまう。がくがくと体を震えさせたセイを愉しそうに総司が嗤った。

「どうしたんです?神谷さん」

わざととぼけた総司の言葉に、セイがぎゅっと目を瞑って首を振った。どうしていいのかわからないくらい体中に溢れる欲望に理性の糸が切れそうになる。

今、セイが感じる場所をわざとはずして触れてくる総司に、思い切り滅茶苦茶にされたいという欲だけが頭の中を占める。

「平気……じゃ、ない……す」

はあ、と苦しげな吐息の合間に熱に浮かされたセイが言った。触れるか触れないかの口づけを与えながら、至近距離から覗き込む。

「やっと認めましたね?」

総司自身も、乱れるセイの姿をみているだけで、先程から下帯に染みを作るほど、昂ぶった先から滲み出している。

「じゃあ、どうして欲しいのか言ってご覧なさい」
「やっ……、そん……無理っ!!」
「ずっとこのままでもいいんですか?」

再び、涙を零しながら首を振ったセイが哀願してくる。

「せんせ……。ごめ……なさ……、お願い……っ」
「仕方のない人ですねぇ」

ゆっくりと撫で回していたセイの足から離れると、総司はセイの上に覆いかぶさった。

「代わりに言ってあげましょうか」

喘ぎながらも総司を求めてセイが桜色の舌を伸ばす。ちゅっと舌先に口付けながら総司が囁いた。

「乳首を舐めて欲しい?もっと、弄って、気持ちよくして欲しい?」

あ、と小さく喘いだセイが唇を噛み締めると、小さく頷いた。

「素直ですね」
「あぁんっっ!!」

にっこりと微笑んだ総司が両手で乳房を掴むと、片方の乳首をぱくっと口に含んで強く吸いたてたり、舌先で転がし始めた。もう片方の胸は、指先で擦り上げたり、指先で捏ね回して交互に強い愛撫を与えていく。
ただでさえ感じやすくなったところに媚薬を塗りこまれた胸から導火線のように体の奥へと火がつけられる。

「あぁんんっ!!……あっ、先生っ……気持ち……いいっ」

背中に回された腕が痛むくらい仰け反ったセイが、大きく喘いだ。ぴったりと閉じていた足がいつの間にか開いて、総司の足に絡み付いてくる。

「あれほど意地を張っていたのに、こんな姿になるなんてねぇ」

くくっと嗤って、再びセイから離れると、セイの腹部に指先を這わせながら意地悪く囁く。

「自分で足を開いて?」
「……!!」

―― もっと気持ちよくなりたいんでしょう?

優しく甘い囁きなのに、どこまでも堕ちていきそうな誘惑。
今のセイにはそれに逆らうだけの気力はなかった。

びくっと震えるセイの片足を抱えると今度は膝のあたりから内股に向かって唇を寄せる。それでもセイが触れてほしい場所に近づくとまた離れてしまう。

焦らされたセイはもう何かを考えることができなくて、ただただ体の奥底から湧き上がる欲望でいっぱいになる。

触れてほしい。
胎内をかき回して。
めちゃくちゃにしてほしい。

啜り啼いたセイを総司がひたっと見つめる。

 

 

– 続く –