珍しく長い世迷言には訳がある。

すっかり秋・・・・のはずがまだまだ急に暑い日があったりして気が抜けませんねぇ。
いつもなら今頃ほとんど使わなくなったエアコンの掃除をしたりして、窓を開けてるのが
気持ちいい時期のはずなんですが、何の因果か~。

とはいえ、今年は三連休が続いていいですね。月に1,2回三連休があるって素敵。
できれば金曜休みも欲しい…。

という3回目の3連休にちょっと実家に帰省していたのですが。。。
今回はどえらいよ!!帰省編(←どっから出てきた)

ただの帰省のはずがなぜ?!の巻

というのも金曜夜。仕事をさっさと終わらせてダッシュで荷造りして、さくーっと家を出まして。
新幹線に乗り、お~さすが三連休前、混んでるねぇ、と思いながら楽しくぎゅーたん弁当を食べ・・・。

家に帰ったわけですよ。
でね、この前に少し前段がありまして。
二週間ほど、珍しくも鼻風邪をひいてしまい、そこから痰がキレずに咳き込みやすくなっておりました。
微熱も結構長引いてなんだか嫌ねぇと思っていたわけですよ。
で、同じころ、忙殺気味で。

二時間の会議に続いて、すぐに次の会議三時間、なんてざらにあるのですが、そんな状態だと
なかなかお手洗いにも行けず、膀胱炎気味だな~なんて思っていたのですよ。
蛇足ですけど風邪ひくと膀胱炎はなりやすいんですって。

そんな前段を背負って新幹線に乗ったわけですが。
ワタシ標準ではまだまだ元気な夜時間の二十二時頃に家について普段ならお茶や炭酸水をがぶがぶ
飲んでいるところですが、田舎はすでに真夜中!!

そんな時間にお茶だの炭酸水だのあるわけもない。コンビニまで歩いて二十分くらいが一番近いところ。

当然、おとなしくお休みし、翌日は台風前の好天。暑いくらいで楽しくまずはお買い物じゃぁ!と
出かけたのはいいんですが。

妙にトイレが近い。
近い。
ちか・・・・いのに、そりゃーそんなに何度もいったって出るわけがない。
と思っていたのですが、急転直下とでもいうべきでしょうかね?
一時間もいないうちにお腹が痛い。

脇腹が痛い。

進撃してきた巨人が脇腹にかみついてる気がする。

ひとまずお昼近いので家に戻ったわけですが、もう痛い、痛い、痛い。
特別締め付けているわけでもないけどもう服もつらいくらい痛い。
しかも、吐き気がする。
息苦しい。
息が詰まりそうなくらい痛い。

・・・・・・これは何かがおかしい。

ようやくこの時点で思いましたよ。
だって、お腹が痛いと思ってたんだもん!

そんなに深く考えませんよ!
一時間近くのたうち回っていたかなぁ。

手持ちのカロナールさんをなんとか握りしめて飲み下し、効くのを待ってから
「これは何かがおかしいから医者に連れて行ってくれ!」と頼んだのでした。
これもね、我慢しても翌日は日曜日。土曜日のうちならまだ何とかなるはず、と思って
地元の中堅病院に連れて行ってもらいました。

土曜診療なので、内科の先生が見ますねーと言われて看護師さんとちょいちょい問診され・・・。

が。

まあ、そのころはカロナールさんが全力で頑張ってくれていたので、脇腹は、巨人の歯が刺さってる!
刺さってる!くらいの痛みになってて、はきはきと答えてはいましたが、やはり痛いものは痛い。

あ、この痛みですが、じっとしてられないんですよ。痛くて。
手足は血の気ひくし。
手を握り締める、とか足踏みする、とか何かしてないといられない。

そうこうしているうちに、内科の先生が呼んでくれるはずなのに、「こちらの先生が見てくれますんで―」
といって看護師さんに連れられて移動すると。

ERじゃねーか。おい!

でっかくEとRの書かれたドアの前に連れられて行き、どっかの介護施設かどこかの職員さんが
ご家族を電話で呼んでいる脇で、ちょーん、とまっていると、おいでおいでされて中へ。

「ごめんなぁ。僕、ここから動かれへんねん」

あ、先生関西人だ。

・・・意外とこういう時は能天気なことを考えるもんなんですよ。

「お腹痛いって?でもそれ、どう見ても押さえてるの背中やな」

はあ、そういや、背中のほうが痛い気がしますわ。

「ちょっと座ってみよか」

せんせー。背中たたくとね、巨人の歯が、歯が揺れていたいから。

「そやろなー。ほな、ちょっとCTいっとこかー」

えっ?!あの狭いやつだったら全力で苦手なんですけど?!

「ちゃうちゃう。フラフープの親玉みたいなやつや。すぐ終わるって」

はあ・・・フラフープって。

・・・ということで目の前のCT室にごー。ゴーゴー。

お腹痛いときって体をまっすぐに伸ばすともっとつらいじゃないですか。
痛いんですよ。痛いんですってば。

と思いながらしゃきーんと伸ばされて、フラフープの親玉に何かをされて、廊下で再び待つことしばし。
登場した看護師さんの手には点滴等々がすでにあって、こちらへーとERのすぐそばの処置室へ。

あのー・・・・何の説明もないんですけど。

と思っていると、先生登場。

「ダイジョブ、ダイジョブ。あのね。石!結石デス!」

えっ?!まじで?!

「マジマジ。だいぶ下のほうにいるみたいやし、あとは水圧でながそか」

せんせー・・・。水圧って・・・

「あははー。これから1.5リットル飲むのもしんどいやろ?ちょっと点滴しよ」

はあ・・・結石・・・です、か。
(ある意味なーんだ・・・よかったー)

ということで二時間かかるらしいので、廊下で待ってた実家の者には帰っててーと伝えてもらい、
痛み止めの座薬をもらってから点滴になったとさ。。

看護師さん、右腕のほうが穴あるよー。献血の穴が。

「いえ、肘だと二時間動かさないのはつらいと思うので・・・・あれ?・・・・あれ?ささ・・・、一回抜きますね。えっと、じゃあここから!」

結局、肘やんかーい。だから言ったのに。

こんな時、スマホって最高。
左腕で、ポチポチして、ポチポチして、2時間たって、無事解放。
念のための座薬を5個もらっておうちへ。

・・・えっと、何しに帰省したんだっけ。。。

で、なるのは急でしたが、要するに痛いので炎症なんですわ。
なので痛み止めで強制的に抑え込んでるけど、不意に痛い。

MAX時は巨人が脇腹にかみついてその場でくっちゃくっちゃしてるかんじでしたが、
座薬が聞いてるときは、巨人がぺろーんぺろーんとなめているような脇腹の存在感。

あ、おかーさん属性ならわかるかもしれませんね。
出産が痛みレベル十だとすると八、九くらい。しかも間断がなく、どんな姿勢をとっても変わらずに
逃げ場のない痛みなので場合によっては陣痛よりもつらいかもしれない。。

座薬が聞いてるときはこれが二、三くらいのレベル。
まあ、このくらいならへっちゃらですよ。

あとはひたすら水分を取って出て行ってくれるのを待つしかない。
でも、どっかで激痛になったら怖いので、翌日もささっと土産物だけ買い物に出て、
あとはひたすら家でだらだら。

マジで何しに帰ってきたんだ。遊びもせずに家にじっとしているだけ・・・。

そのあとも二回ほどじわじわと痛みレベルが上がっていき、薬のお世話になりましたが、なんとか
無事に帰宅。

・・・・いつ出てったのかしら?
ていうか、でていったの???

どうしよう。石が一個かどうかも聞く頭じゃなかったよ!それどころじゃなかったもん!
後になれば聞けばよかったなー位思うんですけどねぇ。あと、どのくらいで出ていくのかも。

これはもう一回医者に行くしかない。
ということで戻ってから地元の病院へ行ったんですが、まあこれもまたキャラの立った先生でして。

事と次第を離したところの第一声。

「そのCT見たかったわ~。それ撮ったなら送ってほしかったわ~」

そりゃーそうだよね。私ももう一回CTって言われたらいやいや、あの時の画像くれよ、と思うよ。

暇つぶしの間にとっていた点滴の写メがありますよ、と言いましたけど、ちょいちょいと手を振られ、いらんわ!とね。

見るしかないということで超音波で見ていただき、今んとこ姿はないから石とは自分は断定できません!とのこと。

なるほどねぇ。
その間も、無理をしたんでしょう、と先生にはお説教をいただきました。病気ってをうまく使いなさいよと。
長い会議でもずーっと盛り上がってるわけじゃないだろうから、だらけたときに、『ちょっとお手洗いに行かないと膀胱炎になるので!』っていう。それは年かさのねーさんの仕事でもあるわよと。

先生うまいこと言うなぁ。

ググったら男性のほうが多いけど、女性も七人にひとりくらいでなるらしいですよ。
あとそこそこ再発するらしい。

ERの先生は二、三年したらまたなるかもしれないから気を付けて、といっていたのですが、
それを地元の先生にいったらそうやって患者さん増やそうとする医者に騙されてたらダメなの、ですって。

確かに二割程度は再発するらしいけど、ならないように気を付けていればならない人もいるらしい。
それもまた人それぞれ。肉を少なめ、といっても一般的な量と、人それぞれによって多い少ないも違うとのこと。

なるほどなーって。
お茶やコーヒーも多いのはNG。つって私は普段からお茶ばっかりだもんなぁ。

とにかく、七転八倒とはこれよ、というくらいの激痛でしたよー。